11 メール送信

ここでは、前回の「10 Excelの読み込みと更新」で作成したメール本文を、実際にメール送信する処理を作成します。


【1】コメントステップまで処理を進める

(1)[四字熟語メール送信ロボ.robot]を右クリック→[開く]をクリックして開きます。


(2)コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックします。すると、エラーメッセージが表示されて、[送信日が未設定→]ステップで止まってしまいます。

これは、送信日が入力されている行のデータを読み込むと、[送信日が未設定→]ステップの先に進むことができないために起こります。


(3)イテレーションを送信日が入力されていない行まで進めて(ここでは4行目)、もう一度コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックします。


【2】メール送信ステップを設定する

(1)コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックしてから、ステップ・ビューの[アクションを選択]をクリック→[出力値]→[メール送信]をクリックします。


(2)次に、[メッセージ]タブをクリックして、[送信元アドレス]と[宛先アドレス]を設定します。

さらに、[件名]の右端にある[▼]をクリック→[エクスプレッション]をクリックします。

 ※宛先アドレスは、カンマ区切りで複数入力することも可能です。


(3)さらに、右端の[編集]をクリックすると[式エディター]ダイアログが表示されますので、次のように入力して、[OK]ボタンをクリックします。

 ※[エクスプレッション]をクリックして、[変数]や[オペレータ]を使いながら[件名]を作成してみましょう。[出力値]で結果を確認することができます。

replaceText(date(), "-", "/") + " - 四字熟語を覚えよう"

(4)次は、[メッセージ]の設定です。

[メッセージ]の右端にある[▼]をクリック→[変数]をクリックして、プルダウンメニューから[メール本文]を選択してください。


(5)続いて、[サーバー]タブをクリックして、送信元アドレスのメール設定を入力してください。

《入力例》

設定項目入力内容備考
メールサーバーsmtp.mail.yahoo.co.jp※送信メールサーバー
ポート465
ユーザーxxxxx@yahoo.co.jp
パスワード**********
暗号化SMTPS

 ※これは、Yahoo!メールの設定です。


(6)[ステップ名]は、処理の内容がわかるように「メール送信」に変更します。


(7)これで、メール送信ステップの設定は終わりです。画面左上の[すべて保存]をクリックして保存します。


【3】ロボットを実行する

(1)[デバッグ]をクリックしてから三角形のマークの[実行]をクリックして、ロボットを実行します。

(2)処理が終了したら、次のことを確認してください。

  • ステータス・ビューの[ログ]に、メール本文が正しく表示されている 。
  • 四字熟語のExcelファイルが正常に更新されている。
  • メールが正常に送信されている。
ステータス・ビュー
四字熟語のExcelファイル
送信メール

これで、四字熟語をメール送信してくれるロボットが完成しました。せっかくなので、スケジュール実行したいですよね。ということで、次回はロボット管理サーバーでのスケジュール実行を紹介したいと思います。