ここでは、前回の「10 Excelの読み込みと更新」で作成したメール本文を、実際にメール送信する処理を作成します。
【1】コメントステップまで処理を進める
(1)[四字熟語メール送信ロボ.robot]を右クリック→[開く]をクリックして開きます。
(2)コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックします。すると、エラーメッセージが表示されて、[送信日が未設定→]ステップで止まってしまいます。
これは、送信日が入力されている行のデータを読み込むと、[送信日が未設定→]ステップの先に進むことができないために起こります。
(3)イテレーションを送信日が入力されていない行まで進めて(ここでは4行目)、もう一度コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックします。
【2】メール送信ステップを設定する
(1)コメントステップ[(ここでメール送信)]をクリックしてから、ステップ・ビューの[アクションを選択]をクリック→[出力値]→[メール送信]をクリックします。
(2)次に、[メッセージ]タブをクリックして、[送信元アドレス]と[宛先アドレス]を設定します。
さらに、[件名]の右端にある[▼]をクリック→[エクスプレッション]をクリックします。
※宛先アドレスは、カンマ区切りで複数入力することも可能です。
(3)さらに、右端の[編集]をクリックすると[式エディター]ダイアログが表示されますので、次のように入力して、[OK]ボタンをクリックします。
※[エクスプレッション]をクリックして、[変数]や[オペレータ]を使いながら[件名]を作成してみましょう。[出力値]で結果を確認することができます。
replaceText(date(), "-", "/") + " - 四字熟語を覚えよう"
(4)次は、[メッセージ]の設定です。
[メッセージ]の右端にある[▼]をクリック→[変数]をクリックして、プルダウンメニューから[メール本文]を選択してください。
(5)続いて、[サーバー]タブをクリックして、送信元アドレスのメール設定を入力してください。
《入力例》
設定項目 | 入力内容 | 備考 |
メールサーバー | smtp.mail.yahoo.co.jp | ※送信メールサーバー |
ポート | 465 | |
ユーザー | xxxxx@yahoo.co.jp | |
パスワード | ********** | |
暗号化 | SMTPS |
※これは、Yahoo!メールの設定です。
(6)[ステップ名]は、処理の内容がわかるように「メール送信」に変更します。
(7)これで、メール送信ステップの設定は終わりです。画面左上の[すべて保存]をクリックして保存します。
【3】ロボットを実行する
(1)[デバッグ]をクリックしてから三角形のマークの[実行]をクリックして、ロボットを実行します。
(2)処理が終了したら、次のことを確認してください。
- ステータス・ビューの[ログ]に、メール本文が正しく表示されている 。
- 四字熟語のExcelファイルが正常に更新されている。
- メールが正常に送信されている。
これで、四字熟語をメール送信してくれるロボットが完成しました。せっかくなので、スケジュール実行したいですよね。ということで、次回はロボット管理サーバーでのスケジュール実行を紹介したいと思います。