さっそく、前回の続きを作成していきましょう。
今回は、名前付きタグを使って[〇〇県各地の天気]のリンク一覧をクリックして、天気情報のページを表示します。そして、天気情報をcsvファイルに出力します。
【1】名前付きタグを設定する
(1)まず、設定ファイルの2列目にある地点名を抽出します。
前回作成したロボットを開いて、tenki.jpのページを開くステップ(2つ目の[Load Page])をクリックしてください。
そして、ブラウザ・ビューに表示されている地点名一覧の1行目のColumn 2(藤沢市)を右クリック→[抽出]→[テキスト]→[天気情報.地点名2]をクリックします。
(2)次に、エンドポイントをクリックして、[神奈川県各地の天気]のリンク一覧が見えるようにページを下にスクロールします。
そして、その一覧の先頭にある[横浜市]を右クリック→[その他]→[名前付きタグとして設定]をクリックしてください。
(3)[アクション]タブの[タグ名]は[名前付き]を選択、[名前]は「地点名2」と入力します。
(4)そして、[ファインダー]タブの[タグパターン]に[天気情報.地点名2]を設定します。
(5)[基本]タブの[ステップ名]は、わかりやすいように「Set Name Tag 地点名2」に変更しておきましょう。
(6)エンドポイントをクリックすると、藤沢市の部分に[地点名2]という名前が表示されます。
(7)その[地点名2]を右クリック→[クリック]をクリックしてください。
(8)すると、[Click 藤沢市]というステップが作成されます。わかりやすいように、[ステップ名]を「Click 地点名2」に変更しておいてください。
【2】天気情報を抽出する
(1)ブラウザ・ビューに表示されている天気、最高気温、最低気温をそれぞれ抽出します。
(2)最高気温に「℃」という文字を追加します。
[コンバータ]の左下にある[+]をクリック→[テキストフォーマット]→[テキストを追加]をクリックしてください。
(3)そして、[追加するテキスト]に「℃」を入力して、[追加するテキスト]は[入力テキストの後]を選択します。
(4)最低気温も同じようにしてください。
(5)ステップが長くなったので、2つ目の[Load Page]から最終ステップまでをグループ化して、[天気情報の取得]ステップにします。
(6)そして、イテレーションを進めながら、天気情報の値が正常に抽出されているか確認してください。
【3】天気情報をcsvファイルに出力する
(1)[天気情報の取得]ステップの後ろに、ファイル出力ステップを追加します。
[ファイルコンテンツ]は[コンバータ]で、[+]→[出力値フォーマットの処理]→[CSVに追加」をクリックします。
※csvファイル出力は >>>>> こちら
ファイル名(例) : C:\Users\xxx\Desktop\天気情報.csv
ファイルコンテンツ : 天気情報 を CSV として追加
ファイルエンコーディング : Windows 日本語 (windows-3 1j)
ファイルに追加 : チェックON
フォーマットを適用する変数: 天気情報
(2)次に、csvファイルのヘッダーを作成するステップを追加します。
さきほど作成した[Write File]ステップをコピーして、[For Each Data Row]ステップの前に貼り付けます。
(3)そして、[ファイルに追加]のチェックを外し、[ヘッダーを作成]にチェックを入れます。
(4)最後に、値返却ステップを追加してロボットを保存してください。
【4】ロボットを実行する
(1)デバッグモードでロボットを実行して、処理が終了したら次のことを確認してください。
- ステータス・ビューに天気情報が正しく表示されている。
- 天気情報.csvが正常に出力されている。
前回も書きましたが、名前付きタグを目印に設定することで、その目印内だけでなく、目印の前や後や間などのリンクをクリックできたり、データを抽出できたり・・・・とにかく便利です。ぜひ使いこなせるようになりたいですね。